12月1日(土) 美波町のアオリイカ&ブリ

アオリ強化月間 第十弾。月が変わっていますが…

師走になって 海水温も低下。

瀬戸内のアオリが徐々に南下してくる時期となった。


また 先週より師走恒例のブリ祭りが始まったとの話も聞こえてくるようになった。

キロ前後の良型アオリを釣って ブリも釣れたらいいのにねということで

メンバーのみなさんには 両方の準備をしていただくことに。


釣れだしたといっても ブリはあてにならないので

アオリを釣りながら ブリの気配があれば行ってみましょう。


 ≪アオリの釣り方≫ ←参考までに。



いつもより控えめにアジを積み込んで

6:30 釣り開始。


まずは港の沖から。



二流し目。

着底後 即アタリ。

最初の1杯からキロサイズ。



朝から いい感じで当たってきたが

3杯釣ったところで アタリが途絶えた。


やはり月夜は鬼門か。


冷たい北西風が吹いているものの 冬場の海としては 凪の部類。

瀬戸内〜鳴門方面では10〜15mの爆風であったようだが



北西風に強いこのエリアでは 問題なし。


ブリを狙っている船からは

ベイトは見つかったようだが ブリは揚がっていないという情報が。


アオリを釣りながら どんどん南下していく。


ワタリの瀬で ちょっといい感じにあたってきた。



ようやく5杯目。

この一流しで 3杯キャッチして 追い上げ。


続いて もう1杯。



昼までに8杯 キャッチ。


さて このあとどうする?


ブリを狙っている先発隊はまだ一船0〜1本だそうな。

アオリも食いが渋いながらポツポツ釣れているので

船頭さんとしては 釣れる保証のないブリより

確実なアオリの方が…ということであったが

どうしても魚が釣りたい方もおられたので

玉砕覚悟でブリ狙いのポイントまで行ってもらうことに。


釣れているのは宍喰の沖みたいなので

ここからはさらに小一時間ほどかかる。



13:00 ポイント到着。

残された時間は 3時間ほど。

釣り方は ≪冬場の飲ませサビキ釣り≫ ←参考までに。


水深は110〜130m

仕掛けは12〜14号のサビキ。

中層から底周辺にいるベイトフィッシュを掛けて

底まで仕掛けを下ろし アタリを待つ釣り。



ベイトは人間のエサにもなる 30cm前後のマルアジ&サバ。


3流し目

ベイトが付いて底まで仕掛けを下ろして しばらくすると

竿先を持ち上げるような前アタリの直後

竿先が一気に舞い込んだ。

ドラグが滑ってラインがズルズルと出て行く。

臨戦態勢になって 巻き上げにかかると  

  スカッ!! 

抜けました。


となりを見ると Mさん ヒット!!

ミヨシに回ってみると 4人同時ヒットですがな。



すっぽ抜けたり エダスが飛んだりして 2本 キャッチ。


この秋 ティップランでアオリを250杯あまり釣った海亀氏。



アオリはももええんで 魚釣りたいと言っていただけのことはあります。


次の流しでも ベイトが付いて底まで落としている最中に

スルスルスル〜と一気にラインが走った。

フォール中のアタリ。

クラッチをカチンと入れて いざ勝負ってときに

また 竿先が跳ね上がった。

これもフッキングせず バレた。



その後も流すたびに誰かにアタリ。



去年や一昨年は80cm級が多かったが

今年は90cm以上のサイズが多いみたい。


なかなか揚がってこない ラインを切っていくサイズもいるみたいで

油断は禁物。

源洋丸でもメーターオーバーが釣れたようだし

去年14kg釣ったのも 確かこの漁場だったはず。


サビキ仕掛けから 1本針にサバを付けて落とす作戦に変更。

こちらも即ヒットしたが また抜けた〜

3連続バラし。


同じくサバを付けて落としたMさん



メーター級のブリをキャッチ。


アオリ狙いでは寝ていた?海亀氏

魚狙いになって本領発揮の独壇場。

ブリ3発に ハガツオまで。



恐れ入りました。


最後の流しまで がんばったものの

船中1人だけブリを釣り上げられなかった。


荒れた海の中 1時間30分ほどかけて 帰港。


船中6人で アオリ34杯 ブリ 〜98cm 7本




心配されていたブリも 短時間だったわりには よくアタリ

みなさん重量感たっぷりのお土産になった。


冬にかけて瀬戸内では出船機会や釣り物が少なくなってくるが

北西の季節風に強い日和佐沖のアオリ・ブリは これからがベストシーズン。

寒さを吹き飛ばす 熱い冬が待っている。



本日の釣果 アオリイカ 胴長〜30cm 8杯